旭川龍谷高等学校図書局blog 本の虫

冬休みが明けるのは1月15日(月)です。

豊島ミホ・著「大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル」(岩波ジュニア新書)、「底辺女子高生」(幻冬舎文庫)

冬休み明け、学校に行きたくない高校生へ。

 

「大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル」

北海道は来週あたりからぼちぼち冬休みが終了して学校が始まります。

「またあの世界へ自分を置かなければならないのか」と悶々としている夜でしょうか。

「あいつらさえいなければ教室に行けるのに」とカーテンを閉めている昼でしょうか。

そんなあなたに素敵なリベンジマニュアルのご紹介です。

 

リベンジ=復讐となれば何をしたいですか。

あいつらを●●●して××を晒して■■■してやりますか。

この場合、外へ向けるとただの暴力行為、内へ向けると自傷・自殺となり、自分が警察のお世話になったり、健康を害したりするだけです。悲しい思いを○年している自分がどうして損をしなければならないのでしょう。

 

なにも物理的に破壊行動を起こすことだけがリベンジ=復讐ではありません。

では他にどんな復讐の仕方が!と、藁に縋る思いであろう現役中高生へ紹介したいこの本です。

豊島さんは高校におけるある出来事から「相手ルール」に自分の行動を従わせてしまった10年を送り、そこから「自分ルール」で生きていくことを決意した過程が描かれています。

 

 

 

 ↑ の158ページで言及されていた「底辺女子高生」です。

底辺女子高生 (幻冬舎文庫)

底辺女子高生 (幻冬舎文庫)

 

以下引用(158ページ5~7行目)

“私には『底辺女子高生』というエッセイの著作があります。” (中略) “学校の図書室にある確率は『檸檬のころ』に比べると低そうですが”

引用終わり

 

と、あります。

 

なんの、なんの。うちの蔵書では豊島さんの著作の中で一番読まれているのが「底辺女子高生」ですよ。読まれ過ぎて初代は行方不明だ。(いわゆる借りパクだ)

だから2冊目買いましたよ。

上記の2冊を読んだ女子は大変感銘を受けた様子で「豊島先生に伝えたい」旨をつぶやいていたので、私は「後ろの奥付のな、発行所の住所にお手紙を書きたまえ」と伝えました。お手紙は書いたかのぅ?

 

 

 

 

 ↓ 上記2冊以外の豊島ミホ蔵書

檸檬のころ」

檸檬のころ

檸檬のころ

 

 

 「初恋素描帖」

初恋素描帖 (ダ・ヴィンチブックス)

初恋素描帖 (ダ・ヴィンチブックス)

 

 

「ぽろぽろドール」

ぽろぽろドール

ぽろぽろドール

 

 

 「夜の朝顔」 

夜の朝顔 (集英社文庫)

夜の朝顔 (集英社文庫)

 

  

 「エバーグリーン」

エバーグリーン

エバーグリーン

 

 

 「神田川デイズ」

神田川デイズ

神田川デイズ

 

 

 

豊島さんの著作は「青春ってぐるぐるするものね」(良きにつけ悪しきにつけ)という印象です。

それだけ多様な人間が描けています。もしかして、クラス内人間関係に汲々としている現役中高生が読んだら己と比較して余計苦しくなるかもしれない。

その分、中高生の親世代に「ああ、中学、高校時代は苦しいものだった」と今一度、娘息子の大変な毎日を慮ってほしい。

 

 

 ↓ 現在進行形の豊島さん。どうやら御結婚され、御子が生まれたようです。

『底辺女子高生』ばかり読んでいるこちらとしては「立派になって!」という感じです。

toshimamiho.info

学校行きたくない高校生に2017年12月12日付「いのちのおもみは過去にある」を読んでほしい。

 

 ↓ あ、これも読んでください。

toshimamiho.info

 

2016年度新着図書23(1月)・川崎悟司「ハルキゲニたんの古生物学入門 古生代編」「中生代編」(築地書館)

 

わたし、ハルキゲニたん!

お花も(背中のトゲに)挿して(刺して)かわいいでしょ?

(だがしかし、一部の人には気持ち悪がられる。何故だ。) ハルキゲニア画像

 

ハルキゲニたんの古生物学入門 古生代編 ←書店サイトで詳しい内容が読めます。

ハルキゲニたんの古生物学入門 古生代編

ハルキゲニたんの古生物学入門 古生代編

 

↓ 試し読みできます。

http://www.tsukiji-shokan.co.jp/mokuroku/hon-imgs/1511-74-75.jpg

 

 

アノマロカリスは麻呂になっております。

ハルキゲニたんの古生物学入門 中生代編

ハルキゲニたんの古生物学入門 中生代編

ハルキゲニたんの古生物学入門 中生代編

 

http://www.tsukiji-shokan.co.jp/mokuroku/hon-imgs/1512-84-85.jpg

 

 

↓ 著者・川崎悟司氏のブログ

ameblo.jp

 

 

 

どちらもカンブリア紀のかわいさ大爆発期にいた生物です。

カナダのバージェス頁岩(けつがん・と読みます)から発見された化石により、知られるようになったカンブリア紀の生物。20年くらい前にNHKが特集番組で取り上げたことを覚えています。その時、アノマロカリスの動く模型をプールで泳がせていた研究機関はどこだったろう?

 

↓ こちらの個人ブログでわかりました。

1994年のNHKスペシャル「生命 40億年はるかな旅」でした。

mitikusa.lekumo.biz

蒲郡市生命の海科学館がなにやら「アノマロちゃん」を推しているようです。

【生命の海科学館】 ミュージアムショップ - 愛知県蒲郡市公式ホームページ

 

 

 

カンブリア紀が知られるようになったきっかけの本。(蔵書にあり)

ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語 (ハヤカワ文庫NF)

ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語 (ハヤカワ文庫NF)

 

 

 

2016年度新着図書22(1月)・「マンガ西洋美術史②、③」(美術出版社)

 

視覚デザイン研究所とともに美術関係で楽しい出版社が美術出版社

 

画家の功績をマンガという形で初心者の興味を引くように、そして作品を描いた時の画家の心情に共感できる表現でまとめた本です。

なんと監修があの「怖い絵」シリーズで有名な中野京子先生だから面白さ間違いなし!

怖い絵 (角川文庫)

怖い絵 (角川文庫)

 

 「怖い絵」が展覧会になる!

www.kowaie.com

 

 

 

 

 

↓ 出版社サイトの紹介ページ

www.bijutsu.press

 

www.bijutsu.press

 

司書が個人的に好きなピーテル・ブリューゲル(父)の『雪中の狩人』(1565年)

が載っておりました。そして『ベツレヘムの嬰児虐殺』(1565年頃)の父ブリューゲルと子ブリューゲルの作品比較もしてあり、深い美術ファンにも満足できる内容です。

(これに関連して「ブリューゲルの動く絵」(2013年)という映画も観ていただければなお理解が深まります。)

www.youtube.com

 

 

 

1巻は一昨年買いました。

www.bijutsu.press

 

 

 

↓ 蔵書にある美術出版社の本。1冊目と3冊目は増補新装ではない古い版があります。

増補新装 カラー版 世界デザイン史

増補新装 カラー版 世界デザイン史

  • 作者: 阿部公正,神田昭夫,高見堅志郎,羽原肅郎,向井周太郎,森啓
  • 出版社/メーカー: 美術出版社
  • 発売日: 2012/02/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 
カラー版 日本デザイン史

カラー版 日本デザイン史

 
増補新装 カラー版世界服飾史

増補新装 カラー版世界服飾史

  • 作者: 深井晃子,古賀令子,石上美紀,徳井淑子,周防珠実,新居理恵,石関亮,横田尚美,筒井直子,椎名節、田中為芳、茂木功
  • 出版社/メーカー: 美術出版社
  • 発売日: 2010/03/24
  • メディア: 単行本
  • クリック: 2回
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2016年度新着図書21(1月)・アガサ・クリスティー「スタイルズ荘の怪事件」「ゴルフ場殺人事件」「ビッグ4」(早川書房クリスティー文庫)

 

スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

 
ゴルフ場殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

ゴルフ場殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

 
ビッグ4 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

ビッグ4 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

 

 

 

2016年度新着図書20(1月)・白川紺子「下鴨アンティーク①~⑤」(集英社オレンジ文庫)

 

いわゆる『人の死なないミステリー』ジャンルです。

1冊の中に4~5話含まれ、それに関係する文物が全て表紙イラストに描かれているのが面白いところです。

読む前は意味の分からなかった音符や金魚、稲妻など、読み終わってみると「ああ!」となります。

 

下鴨アンティーク アリスと紫式部 (集英社オレンジ文庫)

下鴨アンティーク アリスと紫式部 (集英社オレンジ文庫)

 
下鴨アンティーク 回転木馬とレモンパイ (集英社オレンジ文庫)

下鴨アンティーク 回転木馬とレモンパイ (集英社オレンジ文庫)

 
下鴨アンティーク 祖母の恋文 (集英社オレンジ文庫)

下鴨アンティーク 祖母の恋文 (集英社オレンジ文庫)

 
下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ (集英社オレンジ文庫)

下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ (集英社オレンジ文庫)

 
下鴨アンティーク 雪花の約束 (集英社オレンジ文庫)

下鴨アンティーク 雪花の約束 (集英社オレンジ文庫)

 

 

 

↓ 試し読みができます。

orangebunko.shueisha.co.jp

 

↓ 下鴨紹介記事

orangebunko.shueisha.co.jp

 

2016年度新着図書19(1月)・「和の色のものがたり 歴史を彩る390色」「和の色のものがたり 季節と暮らす365色」(視覚デザイン研究所)

美術関係の方にはおなじみの視覚デザイン研究所から出た2冊です。

www.shikaku-d.com

↑ 左側ジャンルの『色彩・配色』へどうぞ。

 

 

和の色のものがたり 歴史を彩る390色 ←リンク先に詳しい内容あり

↓ 中身がこのように拡大して読めます。

http://www.shikaku-d.com/catalogue/catalogue_img/246_6l.jpg

和の色のものがたり 歴史を彩る390色

和の色のものがたり 歴史を彩る390色

  • 作者: 早坂優子,多田しの,坂井聡一郎
  • 出版社/メーカー: 視覚デザイン研究所
  • 発売日: 2014/12/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 

和の色のものがたり 季節と暮らす365色

http://www.shikaku-d.com/catalogue/catalogue_img/241_2l.jpg

和の色のものがたり 季節と暮らす365色

和の色のものがたり 季節と暮らす365色

  • 作者: 早坂優子,多田しの
  • 出版社/メーカー: 視覚デザイン研究所
  • 発売日: 2014/07/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 

 

 

 

視覚デザイン研究所では他にも面白い本を出しています。

 

1冊目の「悪魔のダンス」の表紙デザインで1冊目~5冊目が蔵書にあります。

2冊目~5冊目は新しいデザインになりましたね。

同じく研究所サイトの左側ジャンル『美術鑑賞』で内容が読めます。

 

↓ 蔵書にある視覚デザイン研究所の本

悪魔のダンス―絵の中から誘う悪魔 (ハートアートシリーズ)

悪魔のダンス―絵の中から誘う悪魔 (ハートアートシリーズ)

 
オレたちに明日はない?―黙示録の解読ガイド (ハートアートシリーズ)

オレたちに明日はない?―黙示録の解読ガイド (ハートアートシリーズ)

  • 作者: 視覚デザイン研究所
  • 出版社/メーカー: 視覚デザイン研究所
  • 発売日: 1998/04/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 
ヴィーナスの片思い―神話の名シーン集

ヴィーナスの片思い―神話の名シーン集

  • 作者: 視覚デザイン研究所,
  • 出版社/メーカー: 視覚デザイン研究所
  • 発売日: 1995/03/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 4人 クリック: 9回
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マリアのウィンク―聖書の名シーン集 (ハートアートシリーズ)

マリアのウィンク―聖書の名シーン集 (ハートアートシリーズ)

 
天使のひきだし―美術館に住む天使たち (ハートアートシリーズ)

天使のひきだし―美術館に住む天使たち (ハートアートシリーズ)

 
恋する石膏像―つめたい石膏像とあつく語ろう (ハートアートシリーズ)

恋する石膏像―つめたい石膏像とあつく語ろう (ハートアートシリーズ)

 
巨匠に教わる絵画の見かた (リトルキュレーターシリーズ)

巨匠に教わる絵画の見かた (リトルキュレーターシリーズ)

 
名画に教わる名画の見かた (リトルキュレーターシリーズ)

名画に教わる名画の見かた (リトルキュレーターシリーズ)

 

 

 

2016年度新着図書18(10月)・深緑野分「戦場のコックたち」「オーブランの少女」

ふかみどり・のわき と読みます。

fukamidori-nowaki.tumblr.com

野分といったら台風ですな。台風 - Wikipedia

面白い筆名だと覚えていた作家でした。

 

 

 こちらがデビュー作。

オーブランの少女 (創元推理文庫)

オーブランの少女 (創元推理文庫)

 

 

こちらが話題作。

戦場のコックたち

戦場のコックたち