2018年度新着図書10(7月)・「名作転生1 悪役リメンバー」、「名作転生2 脇役ロマンス」、「名作転生3 主役コンプレックス」(学研プラス)

 「うさぎとかめ」や「羅生門」など、いわゆる『名作』の設定を現代に置き換え、複数の作家が再小説化したシリーズです。

・あまり本を読んだことがない

・本の何が面白いのかわからない

・教科書であつかった『名作』はカビ臭い時代感覚がして太宰治なんてとてもじゃないけど読みたくない

といった、中学生にとくにおすすめです。なぜ中学生かというと、登場人物がほぼ現代の中学生に置き換えられているからです。

時代背景や室内の様子や身分制度が分かりにくい『名作』の欠点を、現代の中高生が生きている環境に置き換えることによって、その『名作』が語っている本質が見えてきます。

 

北野勇作・粟生こずえ・小松原宏子・森奈津子・小島水青・こざきゆう「名作転生1 悪役リメンバー」(学研プラス)

悪役リメンバー 名作転生

悪役リメンバー 名作転生

 

 

小島水青・小松原宏子・北野勇作・こざきゆう・森奈津子・粟生こずえ「名作転生2 脇役ロマンス」(学研プラス)

脇役ロマンス (名作転生)

脇役ロマンス (名作転生)

 

 

田丸雅智・石川宏千花・粟生こずえ・小松原宏子・巣山ひろみ・せいのあつこ・北野勇作・小狐裕介・田中啓文・小島水青「名作転生3 主役コンプレックス」(学研プラス)

主役コンプレックス (名作転生)

主役コンプレックス (名作転生)

 

 

この美麗な表紙イラストを描かれたのはシライシユウコさん(ご本人のサイト→

- U L I -)。

とにかくこの絵が好きと言って借りていく生徒もいました。