旭川龍谷高等学校図書局blog 本の虫

旭川市はこれから根雪になります。例年よりかなり遅いです。

豊島ミホ・著「大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル」(岩波ジュニア新書)、「底辺女子高生」(幻冬舎文庫)

冬休み明け、学校に行きたくない高校生へ。

 

「大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル」

北海道は来週あたりからぼちぼち冬休みが終了して学校が始まります。

「またあの世界へ自分を置かなければならないのか」と悶々としている夜でしょうか。

「あいつらさえいなければ教室に行けるのに」とカーテンを閉めている昼でしょうか。

そんなあなたに素敵なリベンジマニュアルのご紹介です。

 

リベンジ=復讐となれば何をしたいですか。

あいつらを●●●して××を晒して■■■してやりますか。

この場合、外へ向けるとただの暴力行為、内へ向けると自傷・自殺となり、自分が警察のお世話になったり、健康を害したりするだけです。悲しい思いを○年している自分がどうして損をしなければならないのでしょう。

 

なにも物理的に破壊行動を起こすことだけがリベンジ=復讐ではありません。

では他にどんな復讐の仕方が!と、藁に縋る思いであろう現役中高生へ紹介したいこの本です。

豊島さんは高校におけるある出来事から「相手ルール」に自分の行動を従わせてしまった10年を送り、そこから「自分ルール」で生きていくことを決意した過程が描かれています。

 

 

 

 ↑ の158ページで言及されていた「底辺女子高生」です。

底辺女子高生 (幻冬舎文庫)

底辺女子高生 (幻冬舎文庫)

 

以下引用(158ページ5~7行目)

“私には『底辺女子高生』というエッセイの著作があります。” (中略) “学校の図書室にある確率は『檸檬のころ』に比べると低そうですが”

引用終わり

 

と、あります。

 

なんの、なんの。うちの蔵書では豊島さんの著作の中で一番読まれているのが「底辺女子高生」ですよ。読まれ過ぎて初代は行方不明だ。(いわゆる借りパクだ)

だから2冊目買いましたよ。

上記の2冊を読んだ女子は大変感銘を受けた様子で「豊島先生に伝えたい」旨をつぶやいていたので、私は「後ろの奥付のな、発行所の住所にお手紙を書きたまえ」と伝えました。お手紙は書いたかのぅ?

 

 

 

 

 ↓ 上記2冊以外の豊島ミホ蔵書

檸檬のころ」

檸檬のころ

檸檬のころ

 

 

 「初恋素描帖」

初恋素描帖 (ダ・ヴィンチブックス)

初恋素描帖 (ダ・ヴィンチブックス)

 

 

「ぽろぽろドール」

ぽろぽろドール

ぽろぽろドール

 

 

 「夜の朝顔」 

夜の朝顔 (集英社文庫)

夜の朝顔 (集英社文庫)

 

  

 「エバーグリーン」

エバーグリーン

エバーグリーン

 

 

 「神田川デイズ」

神田川デイズ

神田川デイズ

 

 

 

豊島さんの著作は「青春ってぐるぐるするものね」(良きにつけ悪しきにつけ)という印象です。

それだけ多様な人間が描けています。もしかして、クラス内人間関係に汲々としている現役中高生が読んだら己と比較して余計苦しくなるかもしれない。

その分、中高生の親世代に「ああ、中学、高校時代は苦しいものだった」と今一度、娘息子の大変な毎日を慮ってほしい。

 

 

 ↓ 現在進行形の豊島さん。どうやら御結婚され、御子が生まれたようです。

『底辺女子高生』ばかり読んでいるこちらとしては「立派になって!」という感じです。

toshimamiho.info

学校行きたくない高校生に2017年12月12日付「いのちのおもみは過去にある」を読んでほしい。

 

 ↓ あ、これも読んでください。

toshimamiho.info