2015年度新着図書34(12月)・トーマス・トウェイツ「ゼロからトースターを作ってみた」(飛鳥新社)

Q.表紙の黄色くてでろんでろんに垂れている物体はなんでしょう?

A.制作に1187.54ポンド(約15万円)かかったトースターです。

 

著者がLondon College of Art(王立芸術大学)大学院に在学中に取り組んだ、電気トースターを材料の調達から加工・組立まで手作りするプロジェクト。

 

訳文がくだけた若者らしい言葉づかいで、専門用語ばかりなのに難しさを感じません。

化学であり工学であり考古学であり芸術である。

 

ゼロからトースターを作ってみた

ゼロからトースターを作ってみた

 

 

 

 

蔵書にありませんが、似たジャンルでイチオシの本です。

司書は「砂糖」で食料を保存するという3行の記述を読んでレジに走りました。

いまさらながらジャムの仕組みがわかりました…。

この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

 

この本があれば、人類が滅亡した後に役に立つのでは!と、とても頼もしく感じます。

 

wikipediaにこんな項目がありました。

 Category:文明崩壊後の世界が描かれた小説 - Wikipedia

 Category:文明崩壊後の世界が描かれた映画作品 - Wikipedia

こんな世界が現れたときのため、ぜひ読んでおけばいいんじゃないかな。 

 

 

 そしてこちらは火星でサバイバル。(蔵書に入る予定)

火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)

火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)

 

 2月に映画公開します。

www.foxmovies-jp.com